みなさん、こんにちは。
東京アラフォンヌのロミコです。
さて、ロミコは小倉出身の友人のガイドで、北九州の小倉と門司(もじ)周辺に潜入して参りましたので、ご紹介いたします。
すでに、【小倉・門司】本場角打ち巡り3軒や【小倉】小倉城あたりをブラロミコ をアップしていますが、今回は市内の商業エリアにある旦過市場あたりを中心にご紹介したいと思います。
旦過市場とは
ホームページによると、小倉の台所とよばれる「旦過市場」の歴史は古く、大正時代から隣接する神獄川(すごい名前です)を昇る船が荷揚げする場所が次第に市場になっていったそうです。
今でも昭和30年代に建てられた長屋式のアーケードとバラックなどが、現役バリバリで活躍しています。
以前、旅番組でこの市場の存在を知ってから、一度は訪れてみたいと密かに想いをあたためてきました。
モノレールでGO!
小倉駅から徒歩圏内ですが、あえて北九州モノレールを利用しました。
たったの2駅ですが、モノレールは高い所を走っているので、歩きとは違った町の景色が見えるのが良いですね。
なんともキュートな切符

ホームにラッピング電車が入ってきました!
うさぎさん「ハレピョン」のキャラ電

運転手さん気分で先頭を陣取ってみました(子供か!笑)。
先頭に立つと、なんだかワープしそうなワクワク感を感じるのはロミコだけでしょうか。
これから平成30年から昭和30年へタイムスリップしたいと思います!
ということは、このモノレールはタイムマシーンでしょうか!?
タイムマシーンでGo!

あっという間に、昭和30年代!?旦過駅へ到着です。
駅の窓から撮影した旦過市場付近の様子

市場一帯は、別世界のような雰囲気を放っています。
昭和ノスタルジック感がたまらない、トタン屋根の錆加減にグッときます。
川沿いから外観をみると、小倉とは思えない光景に唖然とします。
なんと!ヴェネチアのように水上に市場があります

水面に映る建物の影がなんとも絵になりますね。
旦過市場へ到着
外観のすごさに圧倒されつつ、興奮冷めやらぬまま、いよいよ潜入です。
市場の前に到着

休日だったので、シャッターが閉まっているお店が多かったのは、少し残念でしたが、歩いてみると、市場の醸し出す独特な雰囲気は存分に楽しめます。
市場内は、ゆるやかに湾曲している縦の道と横に伸びる味わい深い裏路地が続き、まるで迷路のようです。
漫画に登場しそうなお菓子屋さん発見

生鮮食品をはじめとした商店やお惣菜屋さんが並び、有名な角打ち「あかかべ」(【小倉・門司】本場角打ち巡り3軒でご紹介)もあります。
どのお店も長い間、この場所で営業されてきたプライドのようなものを感じます。
おなかを抑えた竹内力が奥から歩いてきそうな(笑)

裏路地は、無秩序に古い木造の建物が建ち並び、電線も絡み合って渦を巻いていたりします。
まるで映画のセットのような光景に、ナニカに誘われるように、グイグイと裏路地に引き込まれます。
進まずにはいられません

路地裏の小路を抜けると、その先にはお稲荷様がありました。
このエリアの安全と平和を守ってくださっているのでしょうね。
稲荷神社

小さいながらも鳥居の数が多く、威厳があります。
また、鳥居の上には、屋根が設置されており、近隣の方々のやさしい心遣いを感じます。
今度は、小さな映画館をみつけました。
この市場の雰囲気にマッチしている外観は、小ぶりでレトロ感が半端ないです。
お得な2本立て上映のようです

昭和14年創業で、高倉健さんにゆかりがある映画館だそうで、健さんをはじめとした昭和の人気映画などのスペシャル企画も行っているようです。
URL: http://kokura-showakan.com/
また市場内へ戻ってきました。
開いているお店はまばらだけれど、買い物バックを持った近所のご婦人や、ロミコのようなツーリスト、リュックを背負ったインバウンド集団などが、ショッピングを楽しんでいました。
他ではお目にかかれない!?年代物の看板が素敵なお肉屋さん

関東では珍しい鯨肉の専門店

塩漬けにした鯨肉は、炭鉱や製鉄所がフル回転していた当時、そこで働く方々が、塩分やタンパク質を摂るのに、よく食されたそうです。今でも、この地域では一般家庭では、鯨料理をいただくのでしょうか。
今日はお休みでしたが、大学生が主体となって運営している「大學堂」は、たいへんユニークなお店だそうです。こちらで丼飯を購入し、丼飯を持って市場内のお店を歩き回り、自分好みの具材をその場で購入して、丼飯の上に乗せてもらえるそうです。いつか、自分好みの「大学丼」を作ってみたいですね。
大學丼食べたかったなあ

まとめ
今回はタイムマシーン(モノレール)に乗って、昭和30年代(イメージですが)にタイムスリップして、旦過市場周辺を歩いてみました。
力強く駆け抜けた「昭和時代」の足跡が、色濃く残っていたのが印象的でした。飾らない素朴な佇まいと、商店街の人のあたたかさは、訪れる人を魅了してやまないことでしょう。
かくいうロミコもその一人ですが。
昭和遺産として、このままの姿で残ってほしいものですね。
by ロミコ
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