【盛岡】イーハトーブの町歩き 中津川・城址跡あたり

みなさん、こんにちは。

東京アラフォンヌのロミコです。今回は、岩手県盛岡へと赴き、宮沢賢治が作った「イーハトーブ」の世界を潜入捜査してきました。

 

イーハトーブとは

 

賢治が作った造語で、岩手県に存在する(?)架空の理想郷の地名です。

イーハトーブは、イワテが変形し、イーハトーブになったそうです(諸説あり)。

彼は37歳で夭折しましたが、彼の落としたファンタジーの種は、長い年月を経ても、色あせることなく、素朴さとファンタジーを掛け合わせた、他とは違う独特のカルチャーを形成し、洗練されたものとしてこの地に受け継がれているように感じます。

 

さて、すでにイーハトーブのカフェ巡り3をご紹介していますが、今回は中津川・盛岡城跡付近を歩いてきました。そこには、レトロモダンな旧銀行たちや、かつてにぎやかな城下町があった痕跡がしっかりと残っていました。

 

旧第九十銀行(もりおか啄木・賢治青春館)

明治生まれのドイツ風ロマネスク様式を散りばめたエレガントな洋風建築

 

第九十銀行は、盛岡ではじめて地元資本で設立され、明治後期に建てられたレンガ造りが美しい洋館です。

現在は、盛岡で青春時代を過ごした石川啄木と宮沢賢治にちなんだ文集や写真などが展示される場所として活用されています。

 

外観の様子

館内は、無料で見学することができます。1階には展示コーナーの他に、レトロモダンな雰囲気を楽しめるカフェがあるので、館内装飾など眺めながら、コーヒーを一杯、で一休みするのも良いですね。

 

お土産売り場

啄木や賢治の作品にちなんだグッズが多く取り揃えてあるので、ちょっとしたお土産にもよさそうです。

URL:  http://www.odette.or.jp/seishunkan/

 

岩手銀行(旧盛岡銀行)赤レンガ館

辰野金吾と盛岡出身の葛西萬司が手掛けた明治生まれの赤レンガに白のラインの外観が素敵

 

旧盛岡銀行は、日銀本店や東京駅を手掛けたことで知られる辰野金吾がデザインした東北地方で唯一現存する洋館です。「岩手殖産銀行」時代の約20年の間は外壁は白く塗装されていたそうです。やっぱり銀行は白なのかしら。

 

東京駅を彷彿させるレンガ造りが美しい

館内は、無料の岩手銀行ゾーンと有料の盛岡銀行ゾーン(300円)があります。入館するとすぐ右側には、開閉式の銀行窓口があります

 

美しくて思わず見とれてしまう

ドーム型の天井は高く、2階は回廊になっています。建物内の装飾は、細部に至るまで凝った装飾が施され、ため息のでる美しさです。

 

上部の様子

驚くことに、平成14年まで現役の銀行として活躍していたそうです。窓口や階段の手すりなど、最近まで使用されていたぬくもりがあります。

 

金庫室入り口 入り口の上部にも金庫?があります

銀行の金庫室に入ってみると、部屋中金庫で一杯です。室内には階段があり、2階にも金庫があり、恵比寿様のお札が貼られています。かつて板垣退助、聖徳太子や福沢諭吉など、歴代の紙幣が保管されていたことを想像すると欲に目がくらみます(笑)。

 

目が円マークになっていたロミコ

まるで映画のワンシーンに登場しそうな年代物の階段は、艶やかなあめ色に輝いています。行内の木材は、青森ヒバを使用しているそうです。

 

階段の手摺装飾も凝っています

URL:  https://www.iwagin-akarengakan.jp/

 

岩手銀行レンガ館から徒歩数分のところに、小ぶりなギリシア神殿風の建物があったので、立ち止まって見ると盛岡信用金庫の建物でした。

盛岡信用金庫(旧盛岡貯蓄銀行)

昭和初期に建てられた神殿のような外観にビックリ

 

旧盛岡貯蓄銀行は、旧盛岡銀行と同じく葛西萬司が手掛け、昭和初期に建てられた建物です。その後、盛岡信用金庫が譲り受け、なんと現在でも現役として活躍しています! 旧盛岡銀行とはまた違った趣なのは、作られた年代の違いでしょうか。

当時は、相当ハイカラな建物だったことでしょう。

 

派手さはないけれど重厚感があります

盛岡信金を折れて横の路地に入ると、メルヘンなデザインが施された木製の裏門がありました。

 

童話にでてくるような可愛らしいデザインにほっこり

 

裏口のある通りの先には、人気のわんこそば屋「東屋本店」があり、お客さんの長蛇の列ができています。並びには、町屋風の建物が目を惹く、醤油屋さんがあります。

食楽日和(くらびより)

創業大正3年の醸造元、浅沼醤油店の直営店

 

食楽日和は、創業大正3年浅沼醤油店の直営店で、店内は醤油、味噌をはじめとした調味料の種類が豊富で、お土産に良さそうです。最近話題のえごま油をアレンジした調味料も数多く販売されています。

 

えごま醤油のソフトクリームもあります

 

おしゃれな商品がズラリ

 

URL:  https://www.kurabiyori.jp/

紺屋町番屋(盛岡消防団)

東京の根津教会に趣が似ていると思ったら、同年代の大正生まれの建物でした

 

遠くから見ると、大正モダンな教会かと思いましたが、近くで見ると「消防団」と書かれています。なんと、大正時代に改築されたこの建物は、2005年まで現役でこの町を守っていたそうです。

約90年近くも姿を変えないということは、この界隈を火事から守り抜いたという証でしょうか

江戸時代の建てられた商家で日用品の商いをする「ござ九」へ行きましたが、残念ながらお休みでした。ゆるやかな通りのカーブにあわせて建てられた美しい建物は必見です。

 

時代劇に出てきそうな雰囲気ですね

城址跡の方へ歩いていくと、神社の表参道には昭和の雰囲気が色濃く残る通りがありました。城郭の内側に居酒屋さんなどが並んでいるのが面白いですね。以前、某テレビ番組でこの通り沿いの名居酒屋さんが紹介されていました。時間があれば、夜も訪問してみたいものです。

なかに一軒、長蛇の列ができているお店がありました。近づいてみると、盛岡三大麺の一つ「ジャージャー麺」で有名な白龍(パイロン)でした。イーハトーブのカフェ巡り3軒で紹介した「リーベ」もこのエリア、ちょうど白龍の裏にあります。

 

桜山神社

城址前にあるパワースポットとして名高い神社

 

江戸時代に創建された南部藩にゆかりのある神社です。岩手山からの水脈が、中津川と北上川で合流し、風水的にみると大吉の場所に位置していることから、パワースポットをして人気があるそうです。

 

力強い門構え

神社の裏手には、盛岡城の築城の際に発見された巨石・烏帽子岩を祀った鳥居がありました。あまりの大きさに度肝を抜かれます。

 

太陽光が射し、とても神々しい

隣の城址公園では、ロミコが訪れた日の翌日には、「いしがきミュージックフェスティバル」が予定されていて、会場準備真っただ中でした。

フェスは、城址公園の他に市内各地で開催され、当日は町中が音楽に包まれ、フェスマップを片手に、フェスファッションで決めた方々を多く見かけました。

 

現存する花崗岩で作られた石垣

 

まとめ

 

市内を流れる中津川は、水量が豊富な美しい川で、秋には鮭も遡上するそうです。川原沿いには、草木が自然に生い茂り、散策路として、また橋を通る人々を楽しませてくれます。

川の近くでは、江戸時代から盛岡城を中心とした町づくりがなされ、その後、明治から昭和にかけて、城下町にはモダンな銀行が建てられ、盛岡の中心地として、常に最先端のエリアだったことでしょう。

そして、現在では城址公園では、毎年ミュージックフェスが開催されています。きっと、かつての南部藩城主、啄木と賢治もビックリしているでしょうね(笑)。

川と城跡が人々の生活に、豊かさと潤い、そして元気を与えてくれるなんとも魅力的なエリアですね。

 

by ロミコ

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