みなさん、こんにちは。
東京アラフォンヌのロミコです。
さて、今回は「銀座の路地裏」を散策しつつ、人知れずに佇んでいる3つの小さな稲荷神社巡りをしてきましたので、ご紹介します。
銀座の町は碁盤の目状に造られている
銀座の町は、徳川家康が碁盤の目状に通りを造ってから約400年の間、ほとんど位置が変わらないそうです。
現在では、多くのビルが立ち並んでいますが、ビルとビルの間には、次の通りへ抜けられように造られた粋な「抜け道」が無数に存在していることをご存知の方も多いかもしれません。
普段は歩かないそんな銀座の路地裏を散策してみるのもたまには楽しい。
1つ目 あづま稲荷大明神
まずは、中央通りの日産ショールームの並びにある銀座コアビルとPRADAの間にある「GINZA ALLEY」からスタートします。
ビルの中のようだけれど、少し離れたところからみるとれっきとした路地なんですね

黒を基調とした壁の路地は新しく、PRADAが入っているビルだけに高級感があります。この通り沿いには、あんみつ発祥の店として名高い甘味処「若松」や、明治から続く老舗和菓子「萬年堂」があります。
小さいお店ですが、品があります

贈答用菓子「御目出糖(おめでとう)」1個260円

家伝のレシピに基づき100年以上受け継がれている御祝儀菓子だそうで、お赤飯に似ていることからこの名前がついたそうです。
いただいてみると、甘さ控えめでとても上品、独特のふわっとした触感が心地の良いお菓子でした。
GINZA ALLEY の反対側入り口

路地を抜け、外堀通りに向かって右斜めに歩くと、三原小路という石畳の敷かれた上品な通りがあります。
神社の赤いのぼりが目印

小路を進むと、あづま稲荷大明神に到着です。
説明書きによると、神社の由来は、三原小路周辺では戦後に火災が相次ぎ、近隣の方々が調査をしたところ、この一角にお稲荷さんが祀られていたことが判明したそうです。
そのため、京都の伏見稲荷大社から分祀して、この三原小路に再度祀られたそうです。その後、火災はピタリとおさまったそうです。
火防、盗難守護のご利益があるといわれています。
きれいにお掃除されており、地元に方に愛されているのを感じます

大通りを一本入った場所にあるので、静かでゆっくり落ち着いてお参りができます。この小路(参道)には、高級和食店「お福」、シンガポール発小籠包のお店「ジンホア」に、ベルギーチョコレート「デルレイ」のパティスリーなど、国際色豊かなお店が並んでいます。
参拝の帰りに立ち寄りたいお店も多く魅力的な通りです。
2つ目 宝童稲荷神社(ほうどういなり)
銀座4丁目の晴海通り沿いの宝飾店「天賞堂」の角には、矢を持ったキュートな天使が立っています。
天使の矢に気を付けながら、その角を曲がり、まっすぐ進むと、左側の建物に、赤い旗を抱えた旅館の番頭さんよろしくなモンキー君の姿が見えます。
手の指す方には、宝童稲荷神社の参道の入り口があります。
普段歩いていても、見逃していました。
どうも御親切に!

この参道は、「猿結(えんむすび)参道」とよばれていて、「猿」から「縁」につながるという意味が込められているそうです。
参道を抜けると、宝童稲荷神社は目の前にあります。こちらの地名となった弥左衛門さんが、江戸時代にこの神社を子育て祈願の分祠として建立したのがはじまりだそうです。
良縁成就や健やかな子供の成育にご利益があるといわれています。
ビルの谷間にある小さな神社

こちらの神社も無人で、祠の中は清潔で清掃が行き届いています。毎日近隣の方がきれいにしてくださっているのでしょうね。
手作り感のある銀座の絵が描かれたクリアファイルみくじ 300円

参拝後、視線?のようなものを感じて振り向くと、参道の方に参拝者をじっと見守っているような、仲よしモンキー親子?カップル?が座っています。
無機質な素材で作られているのに、温もりを感じます

3つ目 豊岩稲荷
最後は、銀座六丁目中央通りにあるフェラガモの裏側と、とんかつの有名店「梅林」の間の暗い路地を、
「ここ入れるの?」
と思いながら奥の神社を目指して進んでいきます。
お昼なのに薄暗い裏銀座に突入します
表の華やかさとは裏腹に、ダクトや換気扇などが剥き出しな状態で、ダンボールなどが積まれていて雑然とした雰囲気です。一人だと進むのを躊躇するほど。
勢いでまっすぐに進むと一見行き止まりになってしまいました。
行き止まりでは、ありません

このビルの壁には、「行き止まりではありません」と書かれた案内板があります。
中を入ってみると、なんとカフェのど真ん中!
床には道を示す白線が引かれていました。
お茶をしている方もびっくり?

カフェを抜けるとまたも裏通りが

光が差し込むところを曲がると、朱色の壁とほのかな明かりが幻想的な豊岩稲荷神社に到着です。
鳥居はありませんが、赤いバンダナを首に巻いている対のお狐さんがお社を守っています。
神棚の隣には、お酒と油揚げがお供えしてありました。
神社の由来は明智光秀の家臣が奉斎したのがはじまりだそうですが、縁結び、火防、縁結びのご利益があるといわれています。
隠れパワースポットとして注目されているそうです

神社巡りの後はティーブレイク
神社巡りがコンプリートしたところで、穴場ティースポット「SHESEIDO THE TABLES」でブレイク。
場所は、中央通りと花椿通りが交わった銀座七丁目のSHESEIDO THE STORE の4Fです。
エントランス

オープンして日が浅いせいか、土曜の3時なのに私たちしかお客さんがいませんでした。
カフェレストランとして営業している他に、定期的に美に関するイベントなども開催しています。
広々としてお洒落な店内

季節のボタニカルソーダ(金木犀)と白味噌のクリームブリュレ季節の果実添え(リンゴ)を頂きました。
資生堂パーラーとはまた違う、シャープな美しさと、おいしさは、きっと美容にいいに違いない的な、罪悪感なく頂けちゃいました。
さすが、資生堂プロデュース!

URL: https://www.thetables.jp/foods
まとめ
常に流行の最先端を追う銀座の街で、ひっそりと裏路地でその繁栄を見守ってくれているかのような3つの稲荷神社をご紹介しました。
銀座に訪れた際には、探してみてください。
by ロミコ
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